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道の駅 仁保の郷Roadside Station NIHO

2000 / 山口県山口市Yamaguchi, Japan

道の駅「仁保の郷」は、山口県の中山間地域の拠点作りとして県(駐車場)と市(交流施設)が一体的に整備を進めてきたものである。この「仁保の郷」の大きな特徴は、他の多くの道の駅とは異なり、運営を地元の自治会を中心とした有限会社が行う点にあり、当初から地元の熱い意気込みが感じられた。
施設は、起伏豊かな周囲の風景との対比や駐車場の奥に位置するという配置条件から、敷地の間口を最大限利用して水平性を強調した直線的な形態としている。建物全体を覆う大屋根や前面に広がる多目的デッキ、内外を貫通する地場産桧の櫓などはいずれもそうした形態を特徴づける要素であり、屋内外を問わず敷地一杯に活動の場を展開しようと試みた。
建物については、周辺の豊かな自然環境を積極的に取り込むと同時に、内部の活動や情報を周囲に発信することを目指し、前面をガラスのカーテンウォールとして透明性を高めた。背後の山を透かし見つつ、建物内外の人々の動きが、さらに多くの人々を呼び込むような施設のあり方を目指した。販売スペースは、外部空間を含めた立体的な利用や演出を可能にするため、多目的デッキに面して二層吹抜けとして床の仕上材に外部と同じ再生木材を敷き込んでいる。
その他の諸室は基本的に櫓を介して、この吹抜け空間に向き合うような配置となっており、加工販売を行うテナントについても、人々が製造過程を見学できるように開口部を大きく設けている。施設の性格上、閉じたスペースがほとんど必要ないこともあり、櫓を中心とした開放的な平面計画は、初めて訪れた人々に対しても施設の構成を明快なものとすると共に、互いの雰囲気を感じながら気軽に回遊することが可能になった。
オープン後も、積極的な運営が功を奏して順調に客足を伸ばしており、屋外トイレ棟やバックヤード、朝市広場の増築を行うなど機能拡充を続けている。

This Roadside station serves as a centre for cultural exchange in mountain regions. With its large, flat roof designed to evoke a sharp sense of contrast with the soaring mountains behind, the roadside station provides a flexible and spacious venue suitable for large groups. Similarly, the multipurpose decking area between the facility and the parking area can be used for a range of different activities.
The hinoki (cypress) frame corridor “YAGURA” through to the end of building.
The vegetables harvested in this area, and the creature who lives are described in the approach to the building and the wall side of the interior. In this way, the roadside station sends a strong message about its importance to the local region.

JCDデザイン賞'01奨励賞
第35回SDA賞準優秀賞
第16回公共の色彩賞
第1回中国建築文化賞 デザイン部門

Commercial Space Design Award’01 : Encouragement Award
35th Sign Design Association Award : Third Award
16th Color of Public Award

photo by Toshiharu Kitajima